大人気で非常に楽しいエギングですが、その反面
- 「アタリが分からずシャクったら釣れていた」
- 「着底や狙う層が分からないし何をやっているかよく分からない」
- 「釣れるのは嬉しいがイマイチ面白さが分からない」
なんていう側面もかなり大きいかなと思います。
かく言う私もこのような状態が2〜3年ほど続いていましたが、上手な方に同行し、コツをいくつか教えてもらったり、日々釣行を重ねる事で、劇的にエギングが面白くなりました。
そこで今回は以前の私と同じように悩める方へ向けて、そのポイントをお伝えして行きます。
コツ① とにかく自分とエギを繋ぐラインを真っ直ぐにする
これを意識する事により、かなりの数のアタリを把握出来るようになります。エギングで使う事が多いPEラインはライン自体が軽く、浮力がある為、潮や風に流され「余分なライン」が出やすいです。この「余分なライン」こそがアタリを分からなくする最大の要因です。
ラインを真っ直ぐにするためのコツですが
- キャスト後、余分な糸ふけを必ず回収してからエギを沈める
- エギを沈めている時に風もしくは潮によって糸ふけが出すぎないよう定期的に糸ふけを回収しながら沈める。
- しゃっくた後、丁寧にラインを巻き取り真っ直ぐにして、フォールさせる。
この辺りを意識するとかなりラインを真っ直ぐに保つことが出来ます。
ラインを真っ直ぐにさえしておけば
テンションフォール時:アタリがダイレクトに手感度でわかる。
フリーフォール時 :イカが引っ張った時目視によって糸の動きでアタリがわかる。
ハーフテンション時 :イカが引っ張った時微かなラインの動きが手感度でわかる。
上記のようなパターンであたりを察知できるのでお試しください。
コツ② 竿先でエギの重み、潮の重みを感じる
これを感じる事が出来るようになると「何をやっているか分からない」という事の解消に繋がります。
完全ではないですが、着底したかどうか、イカの居そうな層も分かるようになります。もちろんアタリを察知する事においても役に立ちます。
エギや潮の重みを感じる為に必要なコツですが
- 湾内など潮の流れのなさそうな場所でテンションを掛けてエギを沈めエギの重さで引っ張られていることを確認し感覚を覚える。
- 着底したときにそのエギの重さがなくなっている事を確認し感覚を覚える。
- 上記二つが確認できるようになったら外海等、潮が流れてそうな場所にエギを沈め「エギの重さ以上」に引っ張られている箇所があることを確認し、その感覚を覚える。
これを繰り返し練習してみてください。
エギの重さを明確に感じることが出来ると
- 通常のアタリ、テンションが抜けるアタリ、「コンっ」というイカパンチがわかりやすくなります。
- ボトムステイ(着底したまま放置)が出来るようになります。
また潮の重みを感じる事が出来ると
- 回遊してくるイカを狙いやすくなる(回遊イカは潮の流れに乗ってくると言われている為)
- イカがいる層を絞り込みやすくなる。
※潮の重みに関しては、慣れてくると「しゃくった時に感じる重さ」で判断する事も可能です。
上記のポイントがわかるようになると、かなりエギングを組み立てやすくなります。
私はこの2点を理解できるようになったことによって
ただただ広大な海にとりあえずエギを沈めて、しゃっくた瞬間にイカが釣れていた
という退屈なエギングから
イカが居そうな場所を見極め、アタリを察知し、釣り人側からイカを掛けていく。というゲーム性の高いエギングへと劇的に変化しました。
エギングの面白さがイマイチわからないという方は是非試してみてください。
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